車体部品


ジーテクトの主力である車体部品は、乗員の保護という重要な使命を負っているため、高い強度が求められます。加えて、環境保護の観点から燃費に貢献するための軽量化、さらに、乗り心地の向上を目的とした高剛性化も求められています。同時に成立させるのが難しい「強さ」と「軽さ」のニーズに対して、ジーテクトは、ハイテン材成形技術、ホットスタンプ量産技術、アルミ材量産技術を磨くことで応えてきました。これからも「軽くて強い」車体を追求し続けます。
トランスミッション部品

独自の増肉加工技術により製品設計の自由度を大幅に向上。切削部位の最小化や加工硬化による部品強度アップなど、培った経験と蓄積されたノウハウを活かし、開発から量産までお客様のニーズに応えています。
ピニオンギア(写真右)はワンショット成形することで大幅な工程削減と歩留まり向上を実現できることから生産技術の確立を急いでいます。
大型一体化モジュール部品
車体の大型モジュール製品の開発に取り組んでいます。複数部品を集約することで部品点数削減につながり、自動車メーカーおよび社内の工程削減を実現します。部品の軽量化やCO2排出量の低減など、様々な優位性を持っています。
ドアリング
鉄
ドアリングとは、その名の通りドアが取り付けられる部分をリング状の一体部品に集約したものです。ジーテクトの北米拠点ではすでにホットスタンプ仕様を量産し、高強度で軽量な製品をお客様へ供給しています。今後さらに需要拡大が期待されている部品のひとつです。
リアフレーム
マルチマテリアル仕様
AL×鉄

ホットスタンプ仕様
鉄

リアフレームとは車体後方にある骨格部材のことです。ジーテクトはリアフレーム周辺部品を一体化させた、2種類のリアモジュールを開発しました。どちらも部品数削減効果が高い上に、すぐにでも実用化できる製品仕様となっています。マルチマテリアル仕様はアルミダイカストを部分的に使用することでより自由なデザインにできるという特徴があり、ホットスタンプ仕様は生産性が高く軽量化に優れるという特徴があります。
金型・溶接設備
鋼板を複雑で高精度な形状に成形するプレス金型と、プレス品を高速かつ安定して組み立てる溶接設備は、当社が提供する製品の品質と生産性を支える中核技術です。
プレス金型は金型製作部門にてCAEシミュレーションを活用して設計し、量産性と成形品質を両立させています。溶接設備は部品構成や生産条件に応じて最適な溶接ラインを構想し、高効率な溶接ラインの企画・提案・構築を一貫して自社で実施しています。また、それらの技術を活かした社外向けの溶接設備外販事業も積極展開しています。
電動化への取り組み
近年、世界的に電動化の動きが拡大していますが、ジーテクトはこれを新たなビジネスチャンスと捉え、これまで生産実績のなかった電動車向けの部品群の受注拡大を狙い、研究開発や試作品製作を進めております。すでにその成果が出始めており、今後もビジネス環境やニーズに応じた柔軟な対応により魅力的な製品を提供し続けます。
バッテリーハウジングとはバッテリーを収容する箱状の部品で、バッテリーを保護するための強度が必要とされると同時に軽量化も求められる部品です。ジーテクトは自動車メーカーの開発コンセプトに幅広くお応えできるよう、素材や接合方法のバリエーションを多く取り揃えています。
バッテリーハウジングサイドフレーム(ロールフォーミング)
サイドフレームとは、バッテリーハウジングの両側面に配置される長尺部品で、側突の衝撃からバッテリーを守ります。アルミ製のサイドフレームは押出し成形で作られることが多いですが、ジーテクトは同等の性能を持ったサイドフレームをロールフォーミング(連続した上下の成形駒で材料を挟み込み徐々に形を作る工法)で実現しました。このサイドフレームは押出し成形のものと比べコストが大幅に抑えられます。
高EAサイドシルとは高い衝撃吸収機能を備えたボディ側面の下端にある構造部材のことです。衝撃吸収材には広くアルミが使われていますが、ジーテクトは鉄を使うことでコストを抑えると同時に軽量化も可能な構造体を開発しました。
(EA:Energy Absorption)
セルケースとは電極や電解質が入る電池ひとつひとつのケースのことで、円筒・角筒・パウチなどの種類があり、ハイブリッド車も含めた電動車に多数搭載されます。一見シンプルな形状でありながら、内容物を確実に封入するために高い精度が要求される製品です。ジーテクトは角筒タイプの、蓋が上面または両側面に取りつく2パターンを開発しています。
モーターコア
モータコアとは電動モータの心臓部となる鉄心のことで、固定側はステータコア、回転側はロータコアと呼ばれ、一般的には薄い鋼板を積み重ねて作られます。ジーテクトはカシメ積層と接着積層の研究開発を進めており、カシメ積層ではすでに業界TOPレベルの加工速度を達成し、要求品質を満たしております。また、モータコアと周辺部品をアッセンブリする試作ラインも備えています。
関連する取組みとして、巻線界磁式モータ(磁石を使用せず、巻いた銅線に電流を流して回転させるモータ)にも対応すべく、巻線技術の手の内化を推進しています(写真右)。モータ性能を左右する巻線の密度や体積の向上を図りつつ、生産性も考慮した独自の巻き方を検証しています。