トップメッセージ

情熱と革新を融合させ、
人とクルマと地球のより良い未来をかたちづくる

代表取締役社長 社長執行役員 高尾 直宏

自動車産業は、電動化・知能化の進展に加え、車両開発の短期化が進むなど、かつてない変革期にあります。こうした変化の中で、お客様から求められる価値は大きく変わっており、部品単体の供給にとどまらず、より高度で総合的な提案力を備えた企業だけが、真に必要とされる時代になっています。

当社は、この大きな変化を確かな成長機会と捉え、開発から量産までを担う「システムサプライヤー」として、お客様にとって選ばれるサプライヤーであり続けることを目指してまいります。その実現に向け、開発力・技術力・事業基盤をさらに磨き上げ、環境変化に左右されない強い企業体質を構築し、持続的な成長につなげてまいります。

2030年度には、連結売上高4,000億円、営業利益280億円、営業利益率7%以上、ROE10%以上の達成を目標に掲げています。この実現に向けて、2028年度に向けた中期3か年を重要な足場固めの時期と位置づけ、収益力の向上と事業基盤の強化に取り組んでまいります。

開発面では、大型一体化部品を核としたモジュール開発を推進し、生産工程の削減や軽量化による製造コスト低減を通じて、自動車メーカーのニーズに応えてまいります。さらに将来的には、モジュール開発を通じて、多様なパワートレインに対応しながら車体全体を最適化する独自の「ジーテクトプラットフォーム」の確立を目指しています。

技術面では、省人化・無人化とDXを推進し、限りなく人の手に頼らない「スマートファクトリー」への転換を加速しています。これにより、生産性の向上と安定した品質の確保を図るとともに、持続的に収益を生み出せる生産体質の構築を進めています。

また、中長期的な成長を支えるためには、既存事業の進化に加え、新たな事業の創出も欠かせません。当社は新規事業の創出を重要な経営施策の一つと位置づけ、社会課題の解決に資する分野で新たな価値を生み出し、次の成長の柱を育ててまいります。

不確実性の高い時代だからこそ、当社は俊敏かつ果敢に挑戦し、しなやかに成長する「レジリエントな企業」として、先を見据えた戦略とスピード感ある経営判断で、攻めの経営を続けてまいります。ステークホルダーの皆様には、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2026年6月

株式会社ジーテクト
代表取締役社長 社長執行役員 高尾 直宏