マテリアリティ
マテリアリティ特定プロセス 特定した4つのマテリアリティ SDGsとの関わり
マテリアリティ特定プロセス
ジーテクトグループの事業活動が社会に及ぼす影響を把握し、影響の可能性や影響そのものを管理しながら事業活動を行うべきと考えています。この考えに基づき、ジーテクトの事業が持つ特性や、ステークホルダーの皆様の意見を伺いながら、2016年時点での重要な側面を特定しました。特定したマテリアリティについては、マネジメント方法を整理・強化し、第3次中期計画において、その方針にこれらを反映しました。
CSR自己点検の実施
ジーテクトグループ全体のCSR活動の底上げのため、自己点検を行っています。毎年1回、CSRの取り組みテーマに関するチェックシートを国内本部、及び海外拠点に配布し自己点検を実施しています。昨年度はビジネス環境の変化を受け、追加・修正を加え、全社比較可能なチェックシートとなるよう改訂いたしました。そのため、一昨年度との単純比較は出来かねますが、自己点検の結果、概ね改善傾向にありました。弱点領域が顕在化した拠点に関しては、各国の情勢を踏まえながらアドバイスなどフォローアップを行っております。
特定した4つのマテリアリティ
コーポレートガバナンスの強化
世界中に拠点を展開しているジーテクトにとって、とりわけグループガバナンスの強化と健全なガバナンス体制の維持は大変重要な課題と認識しています。そのため、贈収賄防止はもとより、児童労働や強制労働を根絶するための全社方針やガイドラインを制定し、グループ全体で共有しています。また、定期的に国内・海外拠点のガバナンス状況を自己点検することで、ガバナンスレベルの維持向上を図っています。
環境配慮製品・技術の開発
自動車の排気ガス削減に効果の高い燃費向上は、近年ますます重要なテーマとなってきました。燃費の改善には自動車の軽量化が有効ですが、これは電気自動車や燃料電池車も同じことです。ジーテクトは自動車の開発から量産まで担う車体専門メーカーの責任として、資源を有効に使うための軽量化技術や製品を通じ、環境問題に貢献していきたいと思います。
人財育成
持続可能な社会を実現するためには、企業も持続的に成長し続けることが重要です。その原動力となるのは従業員、つまり「人」です。ジーテクトでは技術的・職業的スキルを中心に、一人ひとりが自らの成長を感じられるような育成に力を入れています。持続的な成長と進化を遂げる企業であるため、ジーテクトは従業員一人ひとりと向き合っています。
環境マネジメント
持続可能な社会の実現に向け、気候変動問題に取り組むことは企業として果たすべき大きな社会的責任です。ジーテクトでは事業を通して排出されるGHG(温室効果ガス)の削減に向け、グローバルな推進体制を整備し積極的な取り組みを行っています。その他、バリューチェーンにおける環境負荷低減にも取り組んでいます。GHG削減以外にも、積極的な植林活動や水資源使用低減、廃棄物の低減にも取り組み環境保全に努めています。
SDGsとの関わり
ジーテクトは車体の軽量化に伴う燃費改善や、衝突安全性の向上を開発力と技術力で支えるグローバルな企業です。
近年、自動車には環境保全のためのCO₂排出量削減や乗員と歩行者を守る高い安全性が、より一層シビアに求められています。それら社会課題に対して、ジーテクトはボディ部品単体の提案にとどまらず、その先の車体一台の全体最適を考慮した開発提案力をもって「開発から量産までを担う車体専門メーカー」を目指しています。
製品を通じた環境と調和された社会価値の創造を目指し、2015年にCSR基本方針「事業活動を通じて社会課題の解決に貢献し、社会と共に持続的な成長を目指す」を策定しました。また、グループ全社を横断する組織として経営企画室が事務局となり、各地域・各本部別に推進責任者・推進者を任命し取り組みを推進しています。
これら技術革新と社会課題解決の両立を目指す当社の取り組みは、2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の理念と合致していることから、当社はSDGsを重要な指針として位置付け、2016年に特定した4つのマテリアリティと関連付けると共に、テーマ毎に計画、実践、見直しを行い、目標達成に向けた取り組みを強化しています。