INTERVIEW社員インタビュー

未知の領域にある壁を乗り越え、
クルマの未来をつくる仕事。

開発部 先進技術課
T.U.【東京ラボ】

PROFILE

T.U.(2020年新卒入社)

大学では鉄鋼材料を専攻。その後大学院で非鉄金属材料を研究。現在は先進技術課で新たな工法の開発・素材研究を行い、ジーテクトの未来をつくる車体骨格づくりを担う。

未来をつくる投資を惜しまない会社と
仕事に誇りを持つ社員の姿勢に惹かれて入社。

大学院での研究が自分で合金をつくって材料特性を明らかにする研究室だったので、その知識が活かせる「ものづくり」をメインに就活をしていました。就活をするなかで自動車業界が大きな変革期にあり、非鉄金属材料や複合材の分野が注目されているということを聞いて、自動車・車体の開発に強く興味を抱くようになりました。数ある企業の中からジーテクトを選んだのは、「自分たちのやっていることに誇りを持っている」という印象を強く受けたからです。

その影響もあり、開発本部の中でも実際に手と頭を動かして検証・実験を行う先進技術課が自分に向いていて、研修を通してそこで開発に携わりたいと感じて現部署を希望したので、実際に配属されたときは嬉しかったですね。

今のテーマは、アルミニウムの加熱・成形技術の構築です。その大きなテーマの中に私が担当している加熱技術の他に、成形手法・解析・応力腐食割れなど、複数のプロジェクトが同時に走っています。全部が完了できて初めてアルミニウムの加熱・成形技術の構築ができるので、ひとつひとつの達成要件や目標が密接に関わりあっているという感じですね。

研究予算については部全体だとスケールが大きすぎて把握しきれていないですが、膨大な額の研究投資を行っている企業だなと感じています。

納期と成果を意識し、
高い壁を乗り越える充実感がある

「加熱」の研究・開発で難しいのは、数値はわかっても熱自体が実際にどう動いているかが一目でわからないところです。アルミニウムは熱を伝えやすいという特徴があるので、求める強度を得るための温度・その温度に上げる適切な速度と保持時間・温度保持の方法など、どの条件なら開発できるか、量産になったときにも問題なく実現できるかなどを考えながら実験しています。

どこまで変形したら割れるなどのデータを取って作る「成形限界曲線」でも、難しいことが多いです。データ解析というと、ただデータを取って分析するだけという風に思われる方も多いと思うのですが、狙った条件での成形実施・アルミの性質の難しさ・外部施設での実験などでかなり苦戦する場面があります。

アルミは加熱炉から取り出して型に乗せるまでに冷えてしまうので、それをどう冷やさないようにするか、置いてから何秒までだったら大丈夫かなどの段取りを把握して行う必要がありますし、ある程度状況を想定していてもその通りにいかないことも多いです。

また、社外の施設じゃないとできないトライもあるので、部品がすぐに用意できない・スケジュール調整がタイトにできないなどの問題も出てきます。それを見越して試験準備をしていくのですが、それでも想定したデータが取れないこともありますね。
例えば、この程度押し込んだら絶対に割れるだろうと思ってトライしたのに、用意した部品が全部割れなかったとか・・・(笑)。

難易度の高いことに対してもスピード感を持って結果を出していくために、どう計画を立てるか・達成する為には何が必要か考えを巡らせているときに、仕事をしている充実感を味わえています。

「よく話す」ことが
良い仕事と環境を生み出す秘訣

今後の目標は、まず自動車・車体骨格製造・開発の原理原則をしっかり理解した上でアウトプットできるようになること。そして、それをクリアできたらゆくゆくはひとつのテーマについて、同じ課のS.T.さんのようなテーマ推進者になれたらと思っています。(S.T.さんが参加している座談会「Growth 1/4/7」はこちら

そのために必要なスキルについては先輩や上司が丁寧にアドバイスをくださいますし、今の仕事でもテーマ外の方との情報共有や意見交換が盛んで、入社前のイメージ以上に話す機会が多いなと感じます。社歴に関係なく皆が自分の考えを聞こうとしてくれるので、社外の人からは「しっかり話を聞いてもらって自分でいろいろ進められる会社なんだね」とよく驚かれますね。

この環境があるからこそ社員が過ごしやすく、意見交換が活発になることで成果が出て、仕事が捗るという良い循環が生まれてくるのではないかと感じます。そんなジーテクトに向いているのは、複数視点から物事を考え、その考えを伝えようとすることが出来る方。ものづくりに興味があって、若いうちからしっかり意見を言える環境で働きたい方には、おすすめの会社です。

※所属・役職・内容はインタビュー当時のものです。

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